仕事を振るのは難しい。だからこそ振るべき!
最近、改めて思うことがある。「自分のやるべき仕事がわかっている人ほど、人に仕事を振るべきだ」ってこと。
これ、最初は正直かなり難しかった。
自分でやったほうが早いと思うことなんて山ほどあるし、
「こんなことまで任せていいのか?」って迷うこともあった。
けど、経営者になって数年たった今だからこそ言える。
「仕事を振るのは、自分のため、そして相手のため」
振り返れば、自分が最初に「人に仕事を振る」ことを意識したのは、あるプロジェクトのときだった。
何もかも自分で抱え込んで、夜中まで一人でパソコンに向かっていた時期があった。
正直、そのときの俺は「仕事を人に振る=手を抜くこと」みたいな感覚があった。
でも、あるときふと気づいた。
「あれ?これ、本当に俺がやるべき仕事なのか?」って。
経営者として、チームをどう動かすかが本来の役割なのに、
細かい作業に埋もれて、自分が動かなくちゃいけない大事な場面で疲れ果ててる。
これ、完全に逆だよなって。
そこで思い切って、周りのメンバーにどんどん仕事を振り始めた。
最初はうまくいかないこともあったし、振られた側も戸惑ってるのが伝わってきた。
けど、そこで気づいたんだ。
「振られる側にも成長のチャンスがある」
振った仕事に取り組む中で、メンバーが少しずつスキルを身につけていくのが見えた。
「おっ、この子、こういうの得意なんだ」って新しい発見もあったし、
「なるほど、ここはまだ自分がカバーする必要があるな」って気づきもあった。
もちろん、振られた側にも気づいてほしいことがある。
仕事を振られるってことは、今の自分がそのタスクをこなせるだろうって
信頼されてる証なのだと。
逆に言えば、振られる仕事の質やボリュームが「今の自分の実力」でもある。
それを受け止めた上で、「もっと大きな仕事を任せてもらえるようになりたい」って
努力していくのが次のステップなんだと思う。
俺自身も、最初は些細な仕事しか任されてなかった。
初めて営業の現場に出たときなんて、
「何で俺だけこんな小さな案件ばっかりなんだ?」って正直ムッとしたこともある。
けど、振られた仕事を全力でやりきることで、いつの間にか大きな案件も任されるようになった。
その過程で気づいたのは、目の前の仕事を120%やりきると、自然と次が見えてくるってこと。
仕事を振るのは難しい。
振られる側も、それを受け止めて結果を出すのは簡単じゃない。
でも、その繰り返しが組織全体を成長させる。
だからこそ、俺はこれからもどんどん仕事を振っていくし、
振られた側にも「次に繋がるチャンス」だと思って頑張ってほしい。
「仕事を振る」って、ただの分担作業じゃなくて、
成長の循環を生み出す仕組みなのだ!!