安定は自らの稼ぎにあり
さて、働くっていったい何でしょうか?就職活動を控えた君たちは、いろいろな理由で企業を見定めてると思うけど、ほんとにその理由、ちゃんとわかっとるかい?
「大企業に入りたい」「安定したい」…そんなこと言ってるけど、それが何を意味するのか、ちょっとでも考えたことあるか?
たとえば「でっかい仕事がしたいから大企業に入りたい!」…確かにそれもいい、でっかいことを成し遂げたいって思うのは立派だ。でもな、でかい仕事を任されるようになるまでの道のりがどれだけ長いか知っとるか?
でっかい会社には、すでにバリバリ経験を積んだ猛者たちがひしめいとる。君らみたいな新入りがいきなりでかいプロジェクトに参戦するには、よっぽどの運と実力がいるし、それでも順番が回ってくるのを待つしかない。
順番が回って来ずに定年なんてこともあるぞ!
「僕はそんなことない!」なんて思った君!
その危機管理の無さが、まさに危ないぞ!
「安定」。これもよく聞く。「安定してるから大企業がいい」「肩書きがあれば安心」って、そんなん本気で信じとるんか?
大企業におったらなんとかなる、っていうその考えこそが他力本願の極み。
他人の作ったシステムや、他人の敷いたレールの上で「安心」してるつもりになっとるだけで、
かなり危険な人生の過ごし方をしていると言える。
吾輩は優しい人間なので教えてあげよーーー
よーーーく考えてみ。大企業やろうが、ベンチャーやろうが、今の時代、日本において完全に安定してるもんなんて一つもない。何かが傾けば、どれだけ巨大な船でも沈むときは一瞬。
「君みたいにのんびりやりたい人を支えてあげます」なんて余裕は日本の企業にはない。
競争はむしろ激化しとる。無駄な人材を抱えていられる余裕なんかどこにもない。
そりゃ、大企業には資金もリソースもあるから、中小企業よりは持ち堪えるかもしれんけど、いったん穴が開いたらそりゃ早いからね。
ここでハッキリさせたいのは、「安定」を求めて大企業や有名な会社を選ぶのはもう時代遅れってこと。
そもそも、「安定」ってなに?大企業の看板を背負えば、それで安心なんか?
そんなん誰かが作ったシステムに頼っとるだけの話で、就職は人生の終着点ではないぞ。
むしろ、スタート地点。自分がどう成長するかを考えて、自分で道を切り拓いていく覚悟を持たないけん時代に、「どこどこの会社に入れば安心」なんて言ってたら、気がついたときには置いてけぼりになるぞ。
他人の作った枠組みや、与えられた環境の上で「安心」してるだけの奴には、どれだけ時間が経っても本当の安定なんて見えてこんぞ。
もし見えたとしても、そんなもんニセもんじゃーーーー
「安定」が欲しいのなら自分で土台を作るぞ!という覚悟を持て。
揺らぐことのない土台を作れたとき、やっとその先に「自分の安定」が見えてくる。
他人が作った「安定」にすがりつこうとするな。その幻想にいつまでも踊らされとったら、どこかで必ず足元すくわれる時がくる。
営業力とか技術とか、要するに自分でガッチリした土台を持っておくのが肝心だという話だ。俺も保険会社で15年近くやってて、そこで営業力とマネジメントを叩き込まれてきた。そりゃ君らからしたら、俺の起業は不安定に見えるかもしれんけど、俺には絶対倒れない「営業力」と「マネジメント」という土台があるのだ。
天狗と言われると腹が立つので言っとくが、決して余裕だとか、経営者として驕り高ぶっているわけではないぞ!
土台さえ強ければ、どんな状況でもブレない。本来の「安定」とはそういうものだ。
強く生きたいんなら、「安定」なんて求めるな。
それを得ようと思うなら、むしろ自分で安定を生み出せる人間になれ。
それができる奴だけが、本当の意味での安心に辿り着ける。