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視点交差点

社長とインターン生が同じ体験を共有し、それぞれの視点から感じたことをブログにします。
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憧れと嫉妬
最終更新日:2024/11/14

憧れと嫉妬

先日、飲みに行って、ふとした瞬間に「俺もあいつみたいになりたいなぁ」って、思わず口から出た。「上杉さんでもそんなこと思うんですか?」って。その一瞬の会話が妙に頭に残っていて、俺でも、どこかで誰かに憧れてるし、嫉妬もしてる。それが意外なことに思われてるんか、と思うと、「憧れと嫉妬」についていろいろと考え始めだして、どうせなら、その考えをここで書いてみようと。 

俺が憧れとか嫉妬とか、そんな感情を考え始めたのは、いつ頃からだろうか。子どもの頃はそんなもん気にしたことなかったし、友達がドッジボールで勝とうが、駄菓子屋でくじ引きで当たりを引こうが、ただの遊びやと思っていた。それが、ある日突然、「めっちゃ羨ましいー」みたいな感情が湧いてきた。で、気づいたら「なんで俺にはそれがないんだー!」ってなって、なんとも言えんモヤモヤした嫉妬に変わっていた。人間っていうのは、ややこしい生き物だ。 

憧れと嫉妬は、似ているようで全く異なる感情だ。憧れは、ワクワクするが、冷静さを保つことができる。一方、嫉妬は、自分には手に入れられないよう感覚。これは急にムカついてくるという感情。一般的には、嫉妬は危険な感情で、ダークサイドに足が引っ張られるような感覚。憧れている間はまだ良いが、嫉妬が入り込むと状況は泥沼化する可能性だってある。つまり、憧れは比較的ポジティブな感情、嫉妬はネガティブな感情というわけだ。 

でも、嫉妬っていうのも使いようによってはエネルギーになる。 

これ、上杉流に言うなら、「嫉妬は爆弾」。 

ただ、爆弾もちゃんと方向決めて投げれば、でっかいもんを吹き飛ばせるけど、方向間違えると自分も一緒に吹っ飛ぶ。それくらい嫉妬って危ない。 

あの人いいな、あの人の生き方ってかっこいいなって思う時、そこに行きたい自分の気持ちがあるから嫉妬してるわけやろ? 

それなら、そのエネルギーを利用して、何かやってみたらいいわけだ。 

嫉妬が生まれるってことは、自分がそこに「行ける」可能性もあるっちゅう証拠かもしれん。 

俺も若い頃、社内にいる先輩たちにめっちゃ嫉妬してた。 

なんであいつらはあんなに仕事できるんや、俺もあれくらいできるようになりたいってずっと思ってた。けど、それでふて腐れるか、その嫉妬のエネルギーを使って自分の理想を追求するか。俺は後者を選んだ。嫉妬も、正しい方向に放出すれば、案外いいもんなのだ。 

<上杉流 嫉妬の美学> 

当然のことだが、俺のレベルになるとそんじょそこらの同期程度には嫉妬を感じるわけがない。 

先輩たち、上司に対して嫉妬を感じていた。 

ミジンコのような小物が互いに嫉妬している姿は見苦しい限り。 

それ相応の高みに達している人に対して嫉妬するからこそ、一種の美しさを帯びるのだ。 

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話を戻すと。憧れではなく嫉妬こそが成長につながることがあるって話ね。

ただ、憧れと嫉妬の間にある境界線って、実はかなり曖昧で複雑だ。 

憧れてる段階では、「あの人みたいになりたいなぁ」とか「自分もあんな風に輝けたらいいなぁ」って、まだ穏やかで前向きな感情やろ? 

むしろ、その人の存在が遠すぎて、近づくことすら想像できんといった感じ。 

けど面白いのは、その憧れの対象が徐々に自分の手の届く範囲に入ってきた瞬間。そこで急に憧れが嫉妬に変わる。「なんであいつばっかり!」って感情が湧いてくる。 

つまり、自分には絶対に手に入らんもんには純粋に憧れるけど、ちょっとでも手に入りそうな気配を感じたら、たちまち嫉妬に変わってしまう。 

これが人間の複雑な心理ってもん。 

サラリーマン時代を振り返ると、嫉妬されることが本当に鬱陶しかった。 

正直なところ、「お前なんか相手にしてないわい」って思ってても、周りが勝手に競争を始めてしまう。 

そういう状況が本当に面倒くさいと感じてた。 

でも最近、社長として立場が変わってみると、ちょっと違う視点が見えてきた。 

社員たちに嫉妬されることも、ある意味では重要なんじゃないかと。 

つまり、俺が一番強いってだけじゃダメなわけよ。 

憧れる存在になってしまうことが一番怖いのだ。 

会社を成長させるためには、俺よりも優秀な奴、もっと野心を持った奴がいることが絶対に必要。そういう意味では、適度な嫉妬心は組織にとってプラスになる可能性もあるってこと。 

ただし、勘違いしてほしくないのは、 

今我輩にかかってきたところで、デコピン一発でぶっ飛ばしてやるっちゅう話。 

適度な緊張感を保ちつつ、みんなで切磋琢磨していく。 

そんな環境作りが大事なんやろうな。 

多くの学生がこの就活で嫉妬という感情を経験するだろう。しかし、重要なのはその感情をどう扱うかだ。嫉妬を単なるネガティブな感情として捨て去るのではなく、それを自己成長のためのエネルギーに変換する術を身につけることが大切なわけだ。他人の成功や能力に嫉妬を感じたなら、自分自身を向上させるモチベーションに変えてしまえ!嫉妬は努力の原動力となっていく。 

少なくとも嫉妬だけして腐ってしまうようなタコ助にはなるな! 

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