企業と共に未来を創る!〜北九大SDGs Meet-up〜 イベントレポート
2024年11月30日(土)、北九州市立大学で「企業と共に未来を創る!〜北九州SDGs Meet-up〜」が開催されました。このイベントは、Galaxiaと北九州市立大学の眞鍋ゼミが共同で企画したもので、大学1年生から4年生を対象に、企業と学生がSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに交流し、新たな視点で社会や企業活動を理解する場を提供しました。
イベント開催の背景
近年、SDGsは社会全体で注目されるテーマとなり、多くの企業がその理念に基づいた取り組みを進めています。しかし、2024年に実施した北九州市内の大学生へのアンケートでは、「SDGs=環境」というイメージが強く、「8: 働きがいも経済成長も」や「17: パートナーシップで目標を達成しよう」など、生活に直接関わる項目についての理解が不足していることが分かりました。
就職活動が本格化する大学生にとって、企業選びの観点でSDGsをどのように捉えるべきかは重要なテーマです。本イベントでは、SDGsを自分ごととして捉え、企業の取り組みを深く理解する機会を提供することで、学生たちのキャリア選択に新たな視点を加えることを目的としました。
参加企業の紹介
本イベントには、地域や全国で活躍する以下の企業が参加しました。それぞれが多様な業界でSDGsに基づいた取り組みを展開しており、学生にとって新たな学びの場となりました。
- 大英産業株式会社
- 株式会社ゼンリンプリンテックス
- 光和精鉱株式会社
- 株式会社ギラヴァンツ北九州
- 株式会社ライフクリエイト
- 福岡ひびき信用金庫
- 株式会社タカギ
- ネッツトヨタ北九州株式会社
- 日本ファインテック株式会社
イベントの流れ
前半:企業説明とSDGs講座
1. 企業説明
各企業が「自社の特徴」や「SDGsに関連する具体的な取り組み」について発表しました。事前に企業へアンケートを実施し、その回答をもとに作成した資料を参加学生に配布することで、スムーズな理解をサポートしました。
2. SDGs講座
イベント冒頭では、運営スタッフがSDGsの基本概念や認知度の低い目標番号に関する説明を行い、学生の基礎知識を再確認しました。その後、眞鍋ゼミの眞鍋教授が「SDGsの観点から見た就職活動」について講演を行い、学生たちに新たな気づきを提供しました。
後半:グループディスカッションと発表
後半は、学生たちがSDGs番号に基づいてグループ分けされ、企業の取り組みを直接聞きながら、『学生により魅力が伝わるPR戦略』というテーマでアイデアを出し合いました。
グループディスカッションの特徴
- 1企業につき学生4名、ゼミ生1名、企業担当者1名の計6名で構成。
- 紙とペン、付箋を活用し、視覚的にアイデアを整理。
- 各グループが考案したPR戦略を発表し、企業側からフィードバック(FB)を受ける形式。
企業側のフィードバックは、学生の発想を深める貴重な機会となり、企業にとっても新鮮なアイデアを得る場となりました。
当日の雰囲気と成果
当日は約50名の学生が参加し、会場は終始活気に満ちていました。特にグループディスカッションでは、学生たちが企業の担当者と直接対話しながら積極的にアイデアを提案する様子が印象的でした。
学生の声
- 「企業のSDGsへの取り組みを具体的に知れて、視野が広がった。」
- 「他の学生と議論しながら、自分のアイデアを発信する力がついた。」
- 「SDGsが就職活動にどう影響するかを初めて考えた。」
企業の声
- 「学生の自由な発想に驚かされた。実際に活用したいアイデアもあった。」
- 「学生と直接話す機会を持てたことで、自社のPRの方向性を見直すきっかけになった。」
Galaxiaの取り組みと今後の展望
今回のイベントは、Galaxiaが企業と学生を結びつける新しい形の取り組みとして実現しました。我々は、企業が持つ課題を解決するだけでなく、次世代を担う学生との接点を創出するパートナーとして、地域に貢献していくことを目指しています。
今後も、北九州市立大学や他の教育機関、地域企業と連携しながら、SDGsやキャリア形成に関連するイベントを継続的に開催する予定です。また、今回のような取り組みを通じて、他の企業が学生との関わりを深められるよう、さらなる支援を提供してまいります。
ぜひ、次回のイベントにもご期待ください。