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強い言葉はいらない。企業の強みは『事実・価値・理由』で伝える
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こんにちは、株式会社Galaxiaの上杉です。「自社の強みを聞かれても、うまく答えられない」「WebサイトやSNSで発信しているのに、他社との違いが伝わらない」。今回は、社内にある価値を顧客に届く言葉へ変えるための、強みの言語化について考えます。
強みが伝わらない原因は、強みがないからではない
企業のWebサイトや会社案内を見ると、事業内容や実績は詳しく書かれているのに、「なぜこの会社を選ぶべきなのか」が見えてこないことがあります。
これは、その会社に強みがないからではありません。
多くの場合、現場では当たり前になっている工夫や判断が、社外に向けて言葉にされていないのです。
例えば、問い合わせを受けたときに担当者がすぐ現場へ確認に行くこと。お客様の要望をそのまま受け取るのではなく、目的を聞いたうえで別の方法を提案すること。納品後も状況を確認し、必要があれば改善に動くこと。
社内では「普通の対応」だと思われていても、お客様にとっては会社を選ぶ大きな理由になる可能性があります。
強みは、特別な技術や大きな実績だけではありません。日常的に繰り返している行動や判断の中にも存在します。
強みが見つからないのではなく、当たり前になりすぎて見えなくなっていることが多いのです。
「地域密着」「丁寧な対応」だけでは違いが見えない
企業の特徴を表す言葉として、よく使われるのが「地域密着」「高い技術力」「豊富な実績」「丁寧な対応」といった表現です。
どれも大切な価値です。しかし、その言葉だけでは、他社との違いまでは伝わりません。
問題は、表現が間違っていることではなく、言葉の中身が見えないことです。
例えば「地域密着」と書くのであれば、次のような事実まで掘り下げる必要があります。
- 地域のお客様とどのような関係を築いてきたのか
- 地域を知っているからこそ、どのような提案ができるのか
- 困りごとが起きたとき、どのような対応をしているのか
- 地域で仕事を続けるうえで、何を大切にしているのか
「丁寧な対応」も同じです。
説明の回数が多いのか。専門用語を使わずに伝えるのか。担当者が最後まで変わらないのか。納品後まで支援するのか。
抽象的な言葉を具体的な行動まで分解すると、その会社らしさが見えてきます。
大切なのは、きれいな言葉を探すことではありません。その言葉を支えている事実を見つけることです。
強みは「事実・価値・理由」の順番で整理する
企業の強みを言語化するときは、いきなり格好いいキャッチコピーを考える必要はありません。
まずは、次の3段階で整理すると考えやすくなります。
1. 会社が実際に行っていることを集める
最初に見るべきなのは、理念や理想ではなく、現場の事実です。
- お客様から繰り返し評価されていること
- 他社では断られる相談にも対応した経験
- 社員が無意識に続けている工夫
- 長く取引が続いている理由
- トラブルが起きたときの判断や対応
- 社内で大切に受け継がれている考え方
経営者だけで考えるのではなく、営業、現場、採用担当、若手社員など、立場の異なる人から話を聞くことも重要です。
部署によって見えている会社の価値が違うため、複数の視点を集めることで、より立体的に強みを捉えられます。
2. その事実が顧客に与える価値を考える
次に、「その行動によって、お客様は何がうれしいのか」を考えます。
例えば、社内の連携が速いことは、企業側から見れば業務体制の特徴です。しかし顧客側から見れば、返答を待つ時間が短くなり、判断を進めやすくなるという価値になります。
専門知識を持つ社員が多いことも、それだけでは社内情報です。顧客にとっては、複雑な相談でも状況を理解してもらいやすく、適切な選択肢を提示してもらえるという安心につながります。
会社側の特徴を、顧客側の変化へ翻訳する。これが言語化の中心です。
3. なぜ自社なら実現できるのかを示す
最後に、その価値を継続して提供できる理由を整理します。
長年蓄積してきた知識なのか。部署を越えて相談できる体制なのか。現場で培った判断力なのか。社員教育の仕組みなのか。
「できます」と伝えるだけではなく、なぜできるのかまで説明することで、強みは信頼できる選択理由になります。
強みとは、自社が言いたい特徴ではなく、顧客が選ぶ理由として理解できる価値です。
強い言葉より、具体的な場面のほうが記憶に残る
言語化というと、印象的なキャッチコピーをつくる作業だと思われがちです。
もちろん、短い言葉で特徴を伝えることは大切です。しかし、キャッチコピーだけで企業の信頼までつくることはできません。
「お客様に寄り添います」と宣言するよりも、「最初の相談では商品を勧める前に、現在の課題と実現したい状態を確認します」と伝えたほうが、対応の姿勢を具体的に想像できます。
「高い技術力があります」と書くよりも、難しい案件に対して社内でどのように検討し、どのような考え方で解決してきたのかを紹介したほうが、技術力の中身が伝わります。
言葉を強く見せようとすると、表現が大きくなり、実態との距離が生まれることがあります。
それよりも、実際の仕事が見える場面を切り取り、その行動にどのような意味があるのかを説明するほうが、企業らしさは伝わります。
言語化した強みは、発信全体の判断基準になる
強みを言語化する目的は、Webサイトに掲載する文章をつくることだけではありません。
一度整理した強みは、企業のさまざまな発信に展開できます。
- Webサイトでは、選ばれる理由やサービス紹介の軸にする
- SNSでは、日々の仕事や社員の行動を紹介するテーマにする
- 採用サイトでは、働く人の価値観や仕事の進め方として伝える
- 営業資料では、競合との違いや提案の根拠として示す
- 社内では、社員が自社の価値を説明する共通言語にする
媒体によって文章の長さや見せ方は変わります。しかし、中心にある強みまで変えてしまうと、発信するたびに会社の印象がばらつきます。
まず強みを定め、その強みをWebでは詳しく説明し、SNSでは具体的な出来事として見せ、営業資料では相手の課題に合わせて伝える。
このように展開すると、発信同士につながりが生まれます。
言語化は文章を整える作業ではなく、企業が何を伝え続けるかを決める設計です。
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まとめ
企業の強みは、会議室の中で新しくつくるものではありません。お客様との関わり方、現場での判断、社員が続けている工夫など、すでに社内にある事実から見つけるものです。
その事実を「顧客にどのような価値を生むのか」「なぜ自社なら実現できるのか」という順番で整理すると、抽象的だった特徴が、選ばれる理由へ変わっていきます。
そして、言語化した強みは、Web制作、SNS運用、採用広報、営業資料など、企業発信全体の軸になります。
自社のことは、近くで見ているからこそ、かえって言葉にしにくいものです。「自社らしさはあるはずなのに、うまく伝えられない」と感じている方は、社内に眠っている価値を一緒に整理しますので、ぜひGalaxiaに相談してくださいね。
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